浦和レッズ
2 - 1
ジュビロ磐田
26
前田
77
森脇
92
原口
ペトロビッチ監督
「彼らは非常に守備の組織がスペシャルにいいチームですので、そういった相手に対し、我々が仕掛けて崩していくというのはなかなか難しい。」
「相手のカウンターは非常に危険ですが、リスクを負って攻撃的に試合を進めることができました。」
「試合全体を通じて見れば、勝利に値するプレーを間違いなくできていたゲームだったと思います。」
ジュビロ磐田公式
森下監督
「自分のちょっとした采配と言うか、判断のミスがCKの失点につながったと思います。」
-采配、判断のミスとは具体的には?
「もう少し中盤の走力と言うか、そういう部分では攻撃の裏腹で難しい部分もあったと思いますし、攻撃の部分でそこを早く僕の判断でふたをしてあげられればもう少し攻撃の部分でも押し返せたと思います。」
ジュビロ磐田公式
■ 浦和レッズは前半からテンポの早いパス回しで押し込み優位に試合を進め、PKを得ることに成功。しかし
興梠のシュートは川口に止められ 、逆にジュビロ磐田は右サイドでパスを受けた
駒野が中へ切れ込みクロスを上げると、そのボールに反応した
前田が飛び出し今季初ゴールを決めワンチャンスをモノにする 。
その後はレッズが攻め込むも、ジュビロが全員自陣に引いて前半は得点を奪わせなかった。しかし同時に引きすぎていたこともあり、後半もこのままではどうなるかわからない状況だった。
後半はその状態を修正し、前からプレッシャーかけた磐田。しかしそれでもレッズは攻め続け、コーナーキックから
森脇のゴールで同点に追いつく。 これで勢いに乗ったレッズだが、ワントップを張る
興梠がストライカーとして決定的なチャンスを確実に仕留められるだけの力がなく、点を取れずにいた。
それでも勝つことができたのは、終了間際に磐田が中途半端に前に出てカウンターを食ってしまったから。このことに関しては
伊野波も
「さらに統一させて守るなら守るということで全員下げて、堅く守ってそれで試合を終わらせるということでもよかったかなと・・・。そういったところを僕自身も含め要求すべきだったと思います。」
ジュビロ磐田公式
と語っている。
この辺りは、今季リーグ戦無敗のレッズと未勝利のジュビロの差がはっきりと表れた試合だった。もちろんそれを見逃さなかった
原口のパスカットからドリブル突破、そして落ち着いて決めたゴールは素晴らしかった。
磐田は今日の試合のように早い時間から引いてしまうと、その後の時間が長くこれでは勝てない。それに加えて、今季失点の多いセットプレーの対策が未だにできていないのも問題だった。これは早急な対策が必要なのだが。
【フットボール戦略論】