横浜Fマリノス
3 - 2
FC東京
27
李
60
中村
68
藤田
82
渡邉
90
藤田
■ ここまで得点源だった
マルキーニョスを出場停止で欠いた横浜Fマリノス。得点力の不安も囁かれたが、3得点を奪っての逆転勝ちでここまで全勝と、調子の良さを見せつける試合となった。
今日の勝ちの要因を探ると、やはり今期新加入の藤田がマルキーニョスの代役として2得点を奪ったことが結果として大きかったといえる。それでも最初からうまくいっていたわけではなかった。前半は中村が起点となりパスを供給し最終ライン裏への兵藤へのパスこそあったが、藤田がボールを触る機会は少なく、逆にFC東京に先制点を許してしまった。
しかし、後半から同じく新加入の
佐藤に替わって今季ギラヴァンツ北九州から復帰した
端戸が入ると、中盤の連携が良くなり立て続けに2得点を奪い逆転することに成功。
佐藤に関して言えば、本職のボランチではなくサイドハーフとしての起用だったことも機能しなかった理由だろう。
その後この逆転でマリノスペースになったにも関わらず、
兵藤がカウンターのチャンスをフイにしてしまい逆に失点を食らってしまった。1点奪えるチャンスが失点に繋がるというこういったプレーは一番避けなければいけない失点だった。
こうしてそのまま終わるかと思われた試合だったが、最後に
藤田のゴールへ繋がるラストパスを出したのが
兵藤だったのは彼自身にとっても救いだった。そしてそのパスをきっちり決めた
藤田も今後に向けて信頼を得る仕事をしたといってよいだろう。
ベテランの多いマリノスだからこそ、夏前の序盤に勝ち点をどれだけ積上げられるかは重要なポイントになってくる。その意味で最高のスタートダッシュをきれたことは、どのチームより価値のあるものになっている。
FC東京に関して言えば、攻撃的に勝ちにいった末の敗戦なので悪い試合内容ではなかった。だが、逆転されてから2枚の交代カードを切るのであれば同点にした直後にに交代策を使いたかった。