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フットボール戦略論

欧州サッカーを中心に戦術・得点シーンを画像で解説


    最新試合分析

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U22アジア選手権 日本代表 分析

U-21日本代表 メンバー

■監 督:手倉森 誠
(2008 - 2013年  ベガルタ仙台監督)
■コーチ:霜田 正浩
(2010年- 日本サッカー協会技術委員 2012- 日本サッカー協会強化部会 会員)
■コーチ:高畠 勉
(2013年- U-18日本代表アシスタントコーチ 兼U-17日本代表コーチ)
■GKコーチ:マウリツィオ・グイード
(2010年- 日本A代表GKコーチ)
■コンディショニングコーチ:早川 直樹
(1999年- 日本サッカー協会・チーフアスレティックトレーナー)


2013年Jリーグ出場データ&大会出場出場時間



負傷による選手変更

遠藤航(湘南ベルマーレ)→吉野恭平(東京ヴェルディ)
大島僚太(川崎フロンターレ)→原川力(京都サンガ)



  手倉森監督就任コメント

日本、日本人の特長を存分に出せるチーム作りを行いたいです。

「規律正しさ」を戦術に取り込み、積極的な守備を行うチームを作り、積極的な守備を構築していきたいと思います。

チームを作った先にはA代表につながる選手を育てていきたいと思います。
JFA

■U-21日本代表のアジア選手権を振り返る

スポーツナビ+ブログ内の分析記事です

失点シーン分析


今大会では同じような形での失点が続いたので、どのように崩されたのか1戦目のイラン戦と準々決勝のイラク戦の失点シーンをを分析してみた。

vイラン 1失点目のシーン



①まず、後方からの浮き球に対してのチェックが遅れ、フリーで前線にボールを入れられる。



②さらに、前でも同じようにフリーで裏にヘッドでパスを入れられる。ここに対しては山中がマークには付いているが、



③フィジカルコンタクトに負けPA内へ侵入される。そこで西野がチェックに行くが、



④素早く切り返したイランの選手に逆を取られ、



⑤最後はスペースのある左で待っていたバルザイにパスを出され、先制点を許した。2度もフリーで前線に侵入されてしまっては厳しい。


vイラン 3失点目のシーン


①ここでも日本は右サイドで攻撃を組み立てられると、パス回しからフリーでクロスを入れさせてしまう。


②PA内では後ろ向きでボールを受けたレザエイと、西野がマッチアップ。



③しかしここではレザエイが一枚上手だった。西野のコンタクトをものともせずにキープすると、すかさず反転してシュートを放ち、逆転弾を決めた。この場面では、まず①でマークを剥がされたこと、次に西野へのサポートが遅かったことから西野がPA内で1対1の状況を作られたことで失点してしまった。


vイラク 失点シーン



①櫛引の前線へのゴールキックに対し、鈴木が競るもイラクの選手がクリア。



②そのボールが日本陣内までいき、そのボールに対して植田が競る。しかし、前で反らされムンタフィクがセカンドボールに素早く反応。山中西野は慌てて戻るが、



ムンタフィクは加速し、2人は置き去りにされる。



櫛引も飛び出してシュートコースを消したが、いち早くシュートを放たれ失点を許した。


U-19アジア選手権でもセットプレーからの素早い反応と高さで失点し、U-20W杯出場を逃した日本。この大会でも再び同じ事を繰り返してしまった。セカンドボールへの寄せ、ゴール前での対人戦、これを克服しない限り厳しい戦いは続くだろう。

全4試合のシステム



v   イラン
3-3
07   BEHNAM BARZAY バルザイ
09   原川
30   浅野
49   KAVEH REZAEI レザエイ
55   KAVEH REZAEI レザエイ
66   中島



  v クウェート
0-0



v   オーストラリア
4-0
18   中島
24   矢島
45   OG
48   中島(PK)



v   イラク
0-1
84   AMJED KALAF AL-MUNTAFIK ムンタフィク

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