バルセロナ 1st
1 - 0
エスパニョール 8th
68
Aサンチェス
バルセロナ
□ 68分の決勝点のシーン「ブスケッツとイニエスタの引き寄せとネイマールのフェイント」
今回の得点シーンでは
ブスケッツ、
ネイマール、
イニエスタの3人の位置関係を見てもらいたい。
①まず右サイドに展開したバルセロナ。ここで
モントーヤは一旦中の
ブスケッツにパスを戻す。この時エスパニョール守備陣は、
ネイマール、
イニエスタ、
モントーヤにそれぞれ最低一人はチェックに行ける状態を保っている。
②受けた
ブスケッツは中央へ方向を変えるが、この時もエスパニョール守備陣のブロックは整っている。さらに中へ走りこむ
イニエスタに対してもコースが切られており、マークも付いている。
③しかしここで
ブスケッツは一転、ターンをして一気に右サイドの
ネイマールへパスを通す。エスパニョールの中盤の選手は、
イニエスタへの縦のパスコースを切るために動いたため、
ブスケッツのパスに反応できなかった。
④こうしてフリーでエリア内へ侵入した
ネイマールだが、サイドバックの
Rロドリゲス(手前)が戻り、
シジネイ(奥)と二段構えで対応する。そこで
ネイマールはまず、右足でまたぎフェイント一回入れ(A)相手の足を止める。
次に小刻みなステップで相手との間合いを詰めながら(B・C)
Rロドリゲスが縦の突破を読み、重心が右に移った瞬間に股を抜くパスを入れた。最後はファーからタイミングよく
Aサンチェスが飛び出して合わせて先制、これが決勝点となった。
エスパニョール