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フットボール戦略論

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2013/11/01 LaLIGA 12節 バルセロナ v エスパニョール



  バルセロナ 1st
1 - 0
  エスパニョール 8th

68   Aサンチェス


  バルセロナ




□ 68分の決勝点のシーン「ブスケッツとイニエスタの引き寄せとネイマールのフェイント」



今回の得点シーンではブスケッツネイマールイニエスタの3人の位置関係を見てもらいたい。

①まず右サイドに展開したバルセロナ。ここでモントーヤは一旦中のブスケッツにパスを戻す。この時エスパニョール守備陣は、ネイマールイニエスタモントーヤにそれぞれ最低一人はチェックに行ける状態を保っている。



②受けたブスケッツは中央へ方向を変えるが、この時もエスパニョール守備陣のブロックは整っている。さらに中へ走りこむイニエスタに対してもコースが切られており、マークも付いている。




③しかしここでブスケッツは一転、ターンをして一気に右サイドのネイマールへパスを通す。エスパニョールの中盤の選手は、イニエスタへの縦のパスコースを切るために動いたため、ブスケッツのパスに反応できなかった。




④こうしてフリーでエリア内へ侵入したネイマールだが、サイドバックのRロドリゲス(手前)が戻り、シジネイ(奥)と二段構えで対応する。そこでネイマールはまず、右足でまたぎフェイント一回入れ(A)相手の足を止める。


次に小刻みなステップで相手との間合いを詰めながら(B・C)Rロドリゲスが縦の突破を読み、重心が右に移った瞬間に股を抜くパスを入れた。最後はファーからタイミングよくAサンチェスが飛び出して合わせて先制、これが決勝点となった。



  エスパニョール

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