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フットボール戦略論

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2013/08/21 Super-Copa 1Leg Aマドリー v バルセロナ





  Aマドリー
1 - 1
  バルセロナ

12   ビジャ
67   ネイマール


  シメオネ監督
「チームの戦術的な働きは、印象深いものだったね。何より、そのような戦術的な約束事から、前線に素晴らしいボールを供給することに成功した。それによって(ダビド・)ビジャのゴラッソを生まれたんだ」Goal.com


  マルティーノ監督
ーメッシを下げたことについて
「我々が合意していることだ。彼はどういうことかを分かっている。もちろん、5試合連続で彼を下げることのないように、私は注意しなければいけない。バランスの問題だよ」

「もちろん、バルセロナを率いるということは、常に勝利を期待されるということだ。我々はタイトルを獲得したい。これが180分間の勝負だということを理解しているよ。すべての試合が私にとっては重要だ。もちろん、タイトルを獲得するのとしないのとでは違う。たとえリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇とは違ってもね」Goal.com



  Aマドリー



□ 先制点のシーン「完璧なワンタッチパスの連続での速攻とビジャのボレー」



メッシのドリブルでの侵入を食い止めたAマドリー守備陣。ここでまずバルセロナはブスケッツがすかさず飛び出しボールを奪いに行く。ここで奪えば再びシュートカウンターとなるが、コケが素早く走り始めたビジャにパスを通し、それをさせない。



②ボールを受けたビジャに対してDアウベスが寄せるが、ビジャはクサビとなりボールを戻す。



③そのコケもまた左サイドでフリーのアルダへ展開。ここで最終ラインのピケがコースを切りにチェックに出て行く。しかし、それと同時にビジャが裏へ走り出す。この時シャビはボールウォッチャーになってしまっている。



④サイドで受けたアルダピケの寄せに対し、ドリブルで突破するのではなくワンタッチで中のビジャへ戻す。こうしてピケは揺さぶられる。



⑤中央でボール受けたビジャピケはなんとか追いつくことができたがビジャはこのパスを再びワンタッチで左のスペースへ出す。



⑥このパスに走りこんだアルダは折り返しビジャへクロスを合わせる。




⑦最後は右足アウトサイドでゴール右隅を狙ったビジャが、素晴らしいボレーシュートを放ちゴールが決まった。




  バルセロナ


□ 同点ゴールのシーン「シャビのタメたパスが効いたゴール」

①右サイドでボールも持ったDアウベスがAマドリー守備陣を引きつけ、中のシャビにパスを出す。この時、AマドリーはDアウベスに付くFルイスを含めDFがしっかり4枚残っている状況。



②しかし、ここでボールを受けたシャビはすぐにリターンパスを出さずに、タメを作り最終ラインのゴディンを引き出す。



③そして十分に引きつけたところで裏のスペースへパスを通す。その間にセスクがそのスペースへ流れ、逆サイドからはワイドに開いていたネイマールが手を上げ中へ走りこんでいく。




④これによってAマドリーの両センターバックは中央から釣り出される形となっってしまう。その中央の空いたスペースにクロスを送り込むDアウベス



⑤こうして勢いをつけて飛び込んだネイマールが制空権を取り、ヘディングを突き刺して同点ゴールを挙げた。

このシーンではバルセロナの攻撃パターンの一つである右サイドでシャビDアウベスがパスアンドゴーでの崩しが見られた。ゴールに結びついた要因としてはネイマールがワイドに開いていたことで、中央までフリーで入って来られたことが大きかった。


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