バルセロナ
0 - 0
Aマドリー
トータル1-1 アウェーゴールルールでバルセロナがタイトル
マルティーノ監督
「スーパーカップ優勝によって、何かを成し遂げたわけではない。このタイトルは昨季のリーガ優勝に由来することであり、選手たち、ティト、そのほかのコーチ陣のものなんだ。まぁ、肩の荷は少し下りたがね」
「もっと素早く、明確なプレーを見せる必要がある。だがシーズンスタートから間もないことを考えれば、このタイトルは悪いものではない」 Goal.com
シメオネ監督
「2試合とも想像したとおりの内容となった。バルサは世界最高のチームだが、アトレティコは誇りと勇気でもって成長し続けている。この2試合で良い試合を見せたからといって、何かが保証されるわけではない。けれども、我々が成長しているのは明らかだ。そのことを誇り高く感じているよ」
「今日は2度の明確な決定機を迎えた。このような試合では決め切る必要がある。ただ、時には負けること、いや、引き分けることだって必要だ」Goal.com
バルセロナ
■ 7分「シャビのスペースを作る走り込み、ブスケッツの鋭いスルーパス、メッシの一瞬の飛び出し」
①このシーンでは上記3人の攻撃時の関係性を見てもらいたい。まず、
ブスケッツが後方からボールを前へ運んでいく。
②この時、バイタルエリアでは
セスクがクサビのボールを受けようとするが、ここはAマドリー守備陣かしっかりパスコースを切る。一方で、中央では
シャビが外から流れこんで行くのが見てとれる。
③そこで
ブスケッツは中へ切り返し中央を向く。と同時に
シャビはさらに前へ走りこむ。
この時点ではパスコースはないように見えるが、
④
シャビが流れ、さらに
メッシが一気にエリア内へ飛び込むことで、一瞬スペースができる。この隙を逃さず
ブスケッツが鋭いスルーパスを通し、
⑤
メッシがゴール前でシュートチャンスを向かえた。
Fルイスがうまく対処したことで惜しくもゴールとはならなかったが、隙のないAマドリーの守備陣を崩した攻撃の組み立ては見事なものだった。
Aマドリー
■ 42分「小気味よくワンタッチパスで繋いだ連携プレー」
①このシーンの前からパスで繋いで相手陣内へ入り込んだAマドリー。さらにここから見事な連携を見せた。まず
アルダが後方の
ガビにパスを戻し前へ流れる。ボールを受けた
ガビはこのボールをワンタッチで
コケへ。
②
コケはここで
ピケに寄せられるが冷静に
アルダへパスを戻し、
③自らは前のスペースへ走りこむ。ボールを受けた
アルダは再び前へパスを出し、
④クサビとなった
ビジャはここで
コケにボールをフリック。と同時に中央へ
アルダが走りこむ。
⑤
コケはそこへすぐさまパスを送りバルセロナ守備陣は翻弄される。
⑥エリア内でボールを受けた
アルダに対して、
ピケがスライディングでシュートを防ぎに入るが、これを難なく交わし、
⑦ニアを狙ってシュートを放つ。このようにAマドリーからすれば完全に崩しきったシーンだったのだが、
⑧このシュートを
Vバルデスが素晴らしい反応で弾いてゴールマウスを守った。
55分にも
ビジャがフリーでコースを狙ったシュートを放つも、再び
Vバルデスがビッグセーブ。スーペルコパはこの男の壁を崩せず、惜しくも敗れることとなった。
■過去の分析試合