忍者ブログ

フットボール戦略論

欧州サッカーを中心に戦術・得点シーンを画像で解説


    最新試合分析
カテゴリー「■ラ・リーガ 」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今後の分析試合の目安にするので、読まれた方はクリックを是非 

2013/09/14 LaLIGA 4節 バルセロナ v セビージャ



  バルセロナ
3 - 2
  セビージャ

36   Dアウベス
75   メッシ
80   ラキティッチ
90   コケ
90+4   Aサンチェス




  バルセロナ


 マルティーノ監督
「試合をコントロールするためのポゼッションを欠いた。攻守が激しく入れ替わる試合になることを防ぐためのね。試合では、縦に早い展開が必要な時も、ポゼッションが必要な時もある。今日は2点差とした際に、ボール保持が必要だった」

「前節バレンシア戦と違い、今日は試合のコントロールが問題となった。後半に入って、セビージャにスペースを与えてしまったが、そのようなリスクを冒す必要はなかったんだ。勝利には満足しているよ。敗戦より、勝利した時の方がパフォーマンスの修正は簡単だ」Goal.com 

75分の2点目のシーン「セスクを経由した3人の連動」 

ここではメッシセスクネイマールの3人での崩しを見ていく。



①中盤右寄りでボールを持ったメッシはフリーの状態。そこでラキティッチがすかさずチェックに行く。そのスペースにセスクが流れ、バイタルエリアでメッシからパスを受ける。



②中央でボールを受けたセスクに対して、当然セビージャ守備陣は急いで囲い込むが、今度はネイマールがフリーとなり、そこへパスを送る。



③こうしてエリア内へ侵入したネイマールは、そのまま中へグラウンダーのクロスを入れる。ここで中のメッシはマークに付かれているが、瞬発力と巧みな体入れで相手を抑えこみ一気にゴール前へ。



④最後はフリーでゴール決める追加点を奪った。



90+4分の決勝点のシーン「2人を抜き去るメッシの加速力」



ゲームは同点に追いつかれたアディショナルタイム終盤。最後のプレーにもなり得るこの場面で、メッシが存在感を増す。守備時の貢献度等、運動量が少ないと言われることもあるメッシだが、相手が疲れたこの時間でもこれだけのスプリントを見せてゴールに繋げるのだから価値はある。


この場面では二人をごぼう抜きしてシュートを放ち、GKに弾かれたもののAサンチェスが詰めて、これが勝ち越しの決勝点となった。




  セビージャ


 エメリ監督
「審判は相手より規模が小さいチームのことも、少しだけ考慮しなければならない。CKによるゴールの取り消しは、つらい思いを伴うものだ。審判はエリア内の混戦を見て笛を吹いた。しかしカラは、跳躍のために自分の身を守っただけだった」Goal.com 


「バルセロナに対するコーナキック戦術」




前節バレンシア戦でコーナーキックからニアサイドでポスティガが決めたようにセビージャもそこを突いてきた。今回はDアウベス(173cm)とカラ(187cm)という身長差を利用してブスケッツより先に前に入り込みヘディングを決める。


しかし、これはファールという事でゴール取り消しとなってしまった。



それでも後半アディショナルタイムに得たコーナーキックでは今度はニアサイドへの飛び出しを囮に使い、ファーサイド外でフリーとなったコケがダイレクトで押し込み見事に同点に追いついた。


■過去の分析試合
バルセロナ
今後の分析試合の目安にするので、読まれた方はクリックを是非 
PR
プロフィール
野中 邦定
スポーツナビブログ
Translate
ブログ内検索
 
マルチドメイン
Copyright ©   フットボール戦略論   All Rights Reserv 忍者ブログ / [PR]

▲ TOP