バルセロナ
3 - 2
セビージャ
36
Dアウベス
75
メッシ
80
ラキティッチ
90
コケ
90+4
Aサンチェス
バルセロナ
マルティーノ監督
「試合をコントロールするためのポゼッションを欠いた。攻守が激しく入れ替わる試合になることを防ぐためのね。試合では、縦に早い展開が必要な時も、ポゼッションが必要な時もある。今日は2点差とした際に、ボール保持が必要だった」
「前節バレンシア戦と違い、今日は試合のコントロールが問題となった。後半に入って、セビージャにスペースを与えてしまったが、そのようなリスクを冒す必要はなかったんだ。勝利には満足しているよ。敗戦より、勝利した時の方がパフォーマンスの修正は簡単だ」Goal.com
75分の2点目のシーン「セスクを経由した3人の連動」
ここでは
メッシ、
セスク、
ネイマールの3人での崩しを見ていく。
①中盤右寄りでボールを持った
メッシはフリーの状態。そこで
ラキティッチがすかさずチェックに行く。そのスペースに
セスクが流れ、バイタルエリアで
メッシからパスを受ける。
②中央でボールを受けた
セスクに対して、当然セビージャ守備陣は急いで囲い込むが、今度は
ネイマールがフリーとなり、そこへパスを送る。
③こうしてエリア内へ侵入した
ネイマールは、そのまま中へグラウンダーのクロスを入れる。ここで中の
メッシはマークに付かれているが、瞬発力と巧みな体入れで相手を抑えこみ一気にゴール前へ。
④最後はフリーでゴール決める追加点を奪った。
90+4分の決勝点のシーン「2人を抜き去るメッシの加速力」
ゲームは同点に追いつかれたアディショナルタイム終盤。最後のプレーにもなり得るこの場面で、
メッシが存在感を増す。守備時の貢献度等、運動量が少ないと言われることもある
メッシだが、相手が疲れたこの時間でもこれだけのスプリントを見せてゴールに繋げるのだから価値はある。
この場面では二人をごぼう抜きしてシュートを放ち、GKに弾かれたものの
Aサンチェスが詰めて、これが勝ち越しの決勝点となった。
セビージャ
エメリ監督
「審判は相手より規模が小さいチームのことも、少しだけ考慮しなければならない。CKによるゴールの取り消しは、つらい思いを伴うものだ。審判はエリア内の混戦を見て笛を吹いた。しかしカラは、跳躍のために自分の身を守っただけだった」Goal.com
「バルセロナに対するコーナキック戦術」
前節
バレンシア戦でコーナーキックからニアサイドで
ポスティガが決めたようにセビージャもそこを突いてきた。今回は
Dアウベス(173cm)と
カラ(187cm)という身長差を利用して
ブスケッツより先に前に入り込みヘディングを決める。
しかし、これはファールという事でゴール取り消しとなってしまった。
それでも後半アディショナルタイムに得たコーナーキックでは今度はニアサイドへの飛び出しを囮に使い、ファーサイド外でフリーとなった
コケがダイレクトで押し込み見事に同点に追いついた。
■過去の分析試合