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フットボール戦略論

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2012/11/24 LIGA-E 13節 マラガ v バレンシア


 
マラガ 4-0 バレンシア

08 ポルティージョ
75 サビオラ
81 サンタクルス
90 イスコ

   チャンピオンズリーグのグループリーグ突破を決めた両チームの戦いは拮抗するかと思われたが 内容も結果もマラガが圧勝に終わった。その理由を試合経過を振り返りながら分析していきたい。
 
 まず、試合開始からマラガがセンターサークルより前から早めのプレスをかけ攻守の切り替え早く、特にガゴとTコスタがボールを持った瞬間を狙ってパスコースを塞いで前線からプレスへ行き、一気にショートカウンターで攻めに転じていたシーンが象徴的だった。
 
 マラガの攻撃時は、Hガメスとエリゼウの両サイドバックが攻め上がってチャンスに絡む事が多い。さらにホアキン、ポルティージョ、イスコらの中盤でのパステンポも早く流動性もあり、前半は1点しか決まらなかったもののゲームの主導権を握った。
 
 バレンシアは後半バネガに替えジョナスを入れてボール持つ時間も増える。しかしバレンシアがサイドバックを上げ、最終ラインがセンターバック2人になったところで、ボールが入った瞬間ホアキンとサビオラがチェックを掛けボール奪い再三チャンスを作り出す。
 
 それでもなかなかゴールを決めることができなかったが、左サイドから中へイスコ、エリゼウ、Iカマーチョ、ポルティージョと繋ぎ、最後はサビオラがシュートを突き刺し欲しかった追加点を決める。すると点差を広げたマラガはさらに攻撃的になり得点を重ねてこの試合22本のシュートを放ち、こうして圧勝に繋がった。
 
 ではバレンシアの失点の原因は何が一番大きかったのか。それはやはりTコスタとガゴの2ボランチにあったのではないかと思う。このポジションの選手がボールを前に運べず、ボールを奪われてしまうと残るは最終ラインだけなので当然失点のリスクは増大する。それを何度もやられていては流石に流れは相手に行ってしまう。
 
 その事もあってか、後半に2失点目を取られた時点でTコスタに替えてパレホを入れたが、それも上手くいかなかった。攻めこんできたマラガにボールを回されると、ズルズルと下がって最終ラインに吸収される。この結果2点目のサビオラと4点目のイスコにエリア外からのシュートを許してしまっていた。
 
 こうしてバレンシアは攻めの形を作る時間を自ら失った結果負けてしまい、上位に対して勝ち点を稼ぐことはできなかった。
 
【フットボール戦略論】
 
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