グラナダ 0-1
Aマドリー
61
アルダ
この日のAマドリーは開始から落ち着いた立ち上がりを見せたが、その状況が一向に変わる様子がなかった。そのため奪われてからの攻守の切り替えも早く、その後のパスワークも早いグラナダにファンフランの裏を狙われる場面の多い前半となった。
その状況を受けて後半からシメオネはアドリアンに替えてDコスタ、59分にはRガルシアに替えてコケと続けて交代し、早めの策を打つ。
これが功を奏し、コケが入った二分後にDコスタがドリブルで切れ込みパスを出すと、コケがクロスを放つ。そのボールをアルダがファーで飛び込みながらシュートを放ち先制点を奪った。
その後Mスアレスが二枚目のイエローで退場してからはファルカオを前線に残して守備重視の布陣に変更し逃げ切りを図る。対するグラナダも3枚の交代カードを切り攻撃に打って出るが、
サイドは崩すも中で合わせられる決定力のあるプレーヤーがおらずAマドリーが1点差を守り逃げ切った。
この試合のようにその場その場の状況に応じて臨機応変にシステムを組んでくるシメオネの采配は見事だった。今日もアドリアンとRガルシアが積極的にボールに絡んでいないのを見極めてあっさりと替えてきた。調子が上向きでない時の軌道修正こそ監督に問われる才能の一つである。
これで首位バルセロナと勝ち点差3の2位をキープし、14節にはついにRマドリーとのダービーを迎える。
【フットボール戦略論】
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