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フットボール戦略論

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2013/05/05 EPL 36節 リバプール v エバートン



  リバプール
0 - 0
  エバートン


 ロジャース監督
「エヴァートンに流れの中でのチャンスは与えなかったね。セットプレーでゴールに迫られるところもあったが、しっかり対処できた。これで13回目の引き分けだ。守備面で我々は強かった。しかし、もう少しのクオリティーが欲しい。もっと良いプレーができるといいが、今日の選手たちはすべてを出し切っていたから不満を言うことはできないね。少なくとも勝ち点にふさわしいパフォーマンスだった」

「ゴールを挙げることができなかったから、前線の話題が出るのは分かる。しかし、ダニエル・スタリッジは良いプレーをしていると思った。もちろん、L・スアレスの不在は、ワールドクラスの選手の不在ということだけれどね」
Goal.com

 
モイーズ監督
「我々はまだそこ(欧州カップ戦出場権を争う位置)にいる。今日もポイントを取った。可能な限りプッシュを続ける」
-56分のディスタンの得点がファウル判定にされたことについて
「あれはゴールだった。むこうのGKが飛び出してきて、我々の選手にぶつかった。我々の選手がぶつかりにいったというなら分かる。しかし、むこうがぶつかってきただけだ。だからゴールのはずだよ」
Goal.com

■ アンフィールドでのマージーサイドダービーはスコアレスドローに終わり、前回の2-2に続いて今季は2戦2引き分けに終わった。試合展開は前後半共に互いにラインは低く、中盤の攻防はそこまで激しくなく簡単にゴール前まで運べる状態が続いた。


スアレス不在の影響


リバプールはスアレスを出場停止で欠いたことでトップにスタリッジを配置。そのスタリッジは中盤のジェラードダウニングコウチーニョから入る縦パスに対して動き出しシュートチャンスを作り、後半からは上がりの少なかったGジョンソンJエンリケの両サイドバックが高い位置を取るように修正した事でチャンスは広がった。


こうしてチャンスは作るもののスタリッジが試合を通してシュートをなかなか枠に飛ばすことが出来きない。終盤にはロジャース監督がシステムを3-4-3に変え攻撃的に出たものの試合内容には反映されずスアレス不在を感じさせるゲームなった。


ツインタワーを生かせたか


一方のエバートンの攻撃はコールマンミララスの右サイドラインからの攻めが中心で、この試合ではメインシステムの4-2-3-1でなくフェライニアニチェベの高身長の2トップにクロスを当てる場面が目立った。


しかし、リバプールのGジョンソンキャラガーアッガーJエンリケのDF4枚はフィジカルが強い選手が揃っているため、2トップの高さと強さを生かすことは出来ない。こうして前半は主導権を握りながら点を取れずに終わると、いつものように後半はスタミナが切れ動きは鈍くなりリバプールに押し込まれ勝つまでには至らなかった。


こうして点を取れずに勝ち点1を分け合い、2チームとも上位争い、そしてヨーロッパリーグ出場権争いから一歩脱落することとなってしまった。


■ フェライニとアッガーの激しいゴール前での競り合い






フェライニに肘で抑えられながらも必死に食らいつき得点を許さなかったアッガー。このゴール前での攻防がプレミアリーグの醍醐味でもある。


【フットボール戦略論】

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