それでも後半早々にPKから失点を許すと、
ホロウェイ監督は66分に
ウィルブレアム、
ガーバン、
ドビーに替えて
Kフィリップス、
シャマフ、
Jウィリアムズと一気に3枚替えの策に出る。しかしその後は放り込みや前線のプレーヤー任せの攻めばかりとなってしまい、前半のような攻めがなくなり点を奪えずに敗れた。
□ 27分 モクシーとウォーカーの一対一①
縦へのドリブル突破を試みた
ウォーカーだが、
モクシーがエリア内で冷静なタックルを見せチャンスの目を摘んだ。
□ 32分 モクシーとウォーカーの一対一②
ここでも
ガーバンと2人で
ウォーカーを挟み込み、出しどころがなくなったところをすかさず
モクシーがボール奪取。このように右サイドからの攻撃をうまく抑え前半は無失点で切り抜けた。
トッテナム
ソルダード、
シャドリ、
パウリーニョ、
ローズの4人の新戦力が先発に名を連ねたトッテナム。それもあってか、なかなか攻めの形ができずチャンスが作れない状態が続いた。トップに入った
ソルダードにしても、裏へ抜け出す動きは見せていたもののパスが出てこないため、シュートチャンスは作れなかった。
そんな中で唯一形を作ったのは、成熟したコンビである
レノンと
ウォーカーだった。この右サイドコンビが縦の突破で相手ゴール前に迫りチャンスを作り出そうとする。だがそれに対応したクリスタルパレスの守備に手こずり、前半こそ無失点で終えたが、50分に
レノンが縦の突破を仕掛けクロスを上げると防ごうとした
モクシーの手に当たりPKを得る。
これを
ソルダードがしっかり決め先制したトッテナム。このゴールが決勝点となり勝利したが、新加入選手のフィットはまだまだでネームバリューほどの活躍は見せられなかった。いかに早く適応させるかが
ビラス・ボアス監督の見せ所となるだろう。
■ トッテナム先制点のシーン「レノンとモクシーの一対一」
前半はモクシーに抑えられたトッテナムの右サイド攻撃陣だったが、
レノンが後半早々にそのスピードを生かして仕掛けPKを誘いこれが決勝点となった。
■過去の分析試合