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フットボール戦略論

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2012/11/12 EPL 11節 マンチェスターC v トッテナム

マンチェスターC 2-1 トッテナム

21 コーカー
65 アグエロ
88 ジェコ

 
 3位マンチェスターCと6位トッテナムは互いにここで勝って勢いを付けたい試合。実際全体を通しても拮抗した主導権争いが続き、相手の長所を消し合う試合展開となった。
 
 マンチェスターCは復帰したシルバが早速ドリブルで相手ゴール前へ切り込み、スルーパスを狙ってトッテナム守備陣を下がらせることに成功する。これでペースを握りはしたものの前半は得点が生まれなかった。
 
 その理由はシルバのプレーとマンチェスターCの攻撃スタイルを研究されていたからだろう。トッテナム守備陣は相手のパスの出先を読み、危険なテベスやアグエロといった加速力のある選手がスペースに入る前に一人が体をぶつけて侵入を阻止する。さらにもう一人がボールを取りに行く事を徹底して有効なシュートチャンスを作らせなかった。
 
 そして幸先良くFKから得点を奪うことにも成功し、ここまでは攻められながらもトッテナムが上手くゲームを運びをした。
 
 負けられないマンチェスターCは後半50分過ぎににナスタシッチに替えてマイコンを投入し、システムを3-5-2に変更してさらに前掛かりな攻撃に。この積極性が作用してカウンターからアグエロが同点にすると、テベスに替えてジェコも投入。
 
 その采配がまたもや当たり、再びカウンターでジェコがゴールを決めて逆転勝利。マンチェスターCはマンチーニの強気の采配が当たった。これによって選手も士気を失わずに終盤まで走り続けることができたのだ。

 これは昨シーズン最終節の攻め続けて逆転し優勝したQPR戦を思いださせるものだった。これが優勝経験のあるチームの強さだろう。
 
 トッテナムは後半になって前へ攻める時間も増えた結果、スペースが間延びした終盤にロングカウンター二発を食らってしまった。結果論になるかも知れないが、マンチェスターCが3バックにしてきた時点でベイルやレノンといったスピードのある選手を使ってカウンター戦術を徹底してもよかったのではないか。そのあたりはビラス・ボアス自身も戦術を徹底できておらず迷いを感じた。
 
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