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フットボール戦略論

欧州サッカーを中心に戦術・得点シーンを画像で解説


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★2012/1/22 EPL 22節 マンチェスター・C vs トッテナム

 
 15 両サイドからの展開中心に互角
~30 トッテナムペースに。左サイド中心に攻める
 35 シティペース。ボール支配するが点は決まらず

 55 シルバがセンターサークル付近でキープしつつ前へ
   →ナスリが中央のスペースへ走りだす
   →そこへパスをだしナスリが受けSG
 58 ナスリのLCKをジェコがバックヘッドで後ろへそらす
   →そこへ走りこんだレスコットが体ごとゴールへ滑り込みG
 60 カブールが自陣深くからロングフィード
   →サビッチがヘッドで触れるもボールは後ろへ
   →そこへ走りこんだデフォーがハートをかわしつつSG
 64 アスエコトが左サイドにいたレノンにパス
   →レノンがインにドリブルしつつパス
   →そこにいたベイルがフリーでSG
 67 VDファールト⇄リバモア 守備重視に切り替えるトッテナム
 94 バロテッリが自ら得たPKを決め再びリードG

マンチェスター・C 3-2 トッテナム

■詳細解説
今回は10分間の間に4ゴールが飛び交う試合となったが、シティーの2点にはトッテナムDFのウォーカーの守備に問題があった。そこで今回はどこが問題なのかを見ていきたい。

まず一点目

この時点でレスコットウォーカーが、サビッチアスエコトがマークしている



しかしここでレスコットがファーへ、サビッチがニアへ動きマークにズレが生じる



結果ウォーカーレスコットに裏をとられゴールを許すこととなった


続いて二点目

この時点ではナスリのマークにいっているのはウォーカー



しかしインに走りこんできたナスリに軽く交わされフリーでシュートを打たせることになる

攻撃が売りの若手サイドバックではあるものの改善すべき点だろう。
そしてそれとは別にもう一つ注目してもらいたいのが上のもう一つのプレイである。

このあとシルバはナスリにパスを通すことに成功するが、その前にはDFカブールがいる。なぜ通すことができたのだろうか?
FWジェコの動きに引きずられたのだろうか?しかしジェコの重心は中に行きパスを貰おうとしていることが読み取れる。何故なのか?

その答えがこれだ






シルバの目線はジェコへいってはいるが足元はナスリへ出そうとしている。いわゆるノールックパスだ。
結果カブールは右へ釣られて動いてしまっている。このあたりはシルバの個人能力の高さによるものと言ってよいだろう。

その後すぐにトッテナムが2点返すこととなるが、これはデフォーの足の速さと
ベイルのキック精度による所が大きい。

最終的に途中出場のバロテッリのロスタイムのPKで勝負が決まったが直前のベイルとデフォーのカウンターでの惜しいチャンスが決まっていればとは誰もが思ったことだろう。
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