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フットボール戦略論

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2013/01/24 BUNDES 18節 ボルシアMG v バイエルン




 
ボルジアMG 
0 - 2
  バイエルン 

07   ゲッツェ
53   ミュラー(PK)



  ボルジアMG


開始からバイエルンに失点を許してしまったBMG。その後もボールを奪えず、引きすぎてミドルシュートを打たれるなど防戦一方の状態が続いた。20分以降からは再びラインを上げて、バイエルンの後方からのビルドアップに対してパスコースを塞ぎには行くが、それでも奪うまでには至らずチャンスは生まれなかった。


後半も再び引く格好となってしまったが、それでも1失点に抑えられたのは守護神テア・シュテーゲンの好セーブがあった結果である。後半の失点もPKでの失点であり、このゴールキーパーの存在は唯一際立っていた。


  バイエルン


 グアルディオラ監督
「試合を支配することができた。パフォーマンスをうれしく思っている。水曜日のシュトゥットガルト戦でも勝ち点3を獲得したい」

マンジュキッチについて聞かれると、グアルディオラ監督は、次のように答えた。「各試合に向けて、18人のメンバーを選ばなければいけない。我々のチームには多くの選手がいる。受けた印象で、私が決断するんだ。起きたことについては、内部で話し合う」Goal.com


冬の中断期間が明けたこの試合でも、ラインは非常に高くコンパクトで、守備時は中盤でボールホルダーに3人が寄せすぐさま奪い取り相手のボールを奪い取る。この動きは冬キャンプでも取り組んでいたようで、更に磨きがかかっていた。さらに広大な自陣のスペースにロングボールが出ても、ノイアーが前に出てそれをカットする。これも極端に高いラインを敷ける理由になっている。


攻撃でも今日はマンジュキッチでなくゲッツェが起用され、パスワークをより重視したサッカーが
展開された。

先制点のシーン 「BMGの最終ラインとミュラー&ゲッツェの駆け引き」



ボアテングが自陣から右サイドのラフィーニャにパスを出す。この時、前線のミュラーはボールの方に近づいていく動きをし、ゲッツェは逆に裏で飛び出すタイミングを見計らう。



②こうしてボルジアMG守備陣は最終ラインを上げられずにいたが、ゲッツェがここで手前に戻る動きを見せる。




③その瞬間、入れ替わるように今度はミュラーが飛び出し、ラフィーニャが裏へパスを送る。この動きにボルジアMGの最終ラインは付いて行けず、



④フリーでPA前まで侵入したミュラーが、マイナスのクロスを走りこんできたゲッツェに合わせ、早い時間に先制点を決めた。


先制後は浅い位置からのクロスも狙うなど、パス一辺倒でない場面も見せたが、ゲッツェにはなかなか収まらない状況が続いた。それでもボールポゼッションを支配しながらチャンスを伺う。


その結果、後半序盤にもサイドから密集地帯のPA内へパスを入れ相手のハンドを誘い、PKから追加点を奪って試合を決め、再開後の初戦を危なげなく勝利で飾った。


■過去の分析試合
バイエルン
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