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フットボール戦略論

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2013/04/07 SERIE-A 31節 フィオレンティーナ v ミラン





  フィオレンティーナ 4th
2 - 2
  ミラン 3rd

14   モントリーボ
62   フラミニ
65   リャイッチ
73   ピサーロ


  モンテッラ監督
「審判については話したくない。試合後は自分を抑えるのが大変だったけどね。」
Goal.com

  アッレグリ監督

「審判の判定に関しては何も言うつもりはない。難しい試合だったと思うし、風の影響もあった。あるシーンでは片方のチームに有利となり、また違うシーンではもう片方のチームが得をする、そんなジャッジだった。」

「前半のような高い集中力でプレーすれば2位、3位のポジションを獲得できるだろうし、また今日のように前半45分が終わっただけで試合を決めた気になっていれば、7位、8位まで転落することだってありうる。」
ミラン公式


■ チャンピオンズリーグ出場権がかかる上位同士の直接対決は、タリアベント主審の不可解な判定もありミランが2点先制もPKからフィオレンティーナが2点取り返すという流れの読めない一戦となった。


試合展開を振り返ると、前半はフィオレンティーナが最終ラインからピサーロへ繋ぎ左のクアドラード、右のパスクワレの両ウイングバックに振り崩し前の4人がそれに絡んで行くというパスサッカーで前に人数を掛けた攻めを見せた。


しかしミランはその攻撃を引いて守り、前線の選手が相手の高くなったラインにプレスを掛けてカウンターという戦術を採用。先制点はまさにその形がハマり、モントリーボが攻撃に移り出すピサーロからボールを奪取すると、そのまま自らゴールを決めることに成功した。


さらに40分、トモビッチの退場もあり後半にもモントリーボのグラウンダーのクロスからフラミニが追加点を奪い2点差とする。これで試合は決まったと思われたが、逆にフィオレンティーナは後がなくなり猛反撃を見せ同点に。


一人減ったに関わらず追い付けた要因としては退場によってヨベティッチを下げ(怪我の影響)ロムロを入れ4バックにしたことが挙げられる。それによってクアドラードが一列前に位置取ったことでデ・シリオとの一対一で優位に立ち、攻撃は活性化しかつ相手の攻め上がりを抑えることに成功。


こうして退場によりシステムを変えたことがミランのシステムにマッチするという結果になった。モンテッラが意図してたとすれば評価されるべき采配だ。


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