PSG
2 - 2
バルセロナ
38
メッシ
79
イブラヒモビッチ
89
シャビ
94
マチュイディ
アンチェロッティ監督
「アレクシスはGKを見ていた。あれはPKではなかった。レフェリーからのプレゼントだったね。」
Goal.com
ロウラ助監督
「議論の余地がないのは、彼の判定が我々の恩恵とはならなかったことだ。(ズラタン・)イブラヒモビッチのゴールはオフサイドだった。」
Goal.com
■ 前半からPSGが上手くゲームを進めながらも、バルセロナの
Dアウベスの裏への絶妙なパスに
メッシがフリーで抜け出しシュートを決め先制する。
このまま終盤まで進むが、
マクスウェルのフリーキックに
Tシウバがヘッドで合わせるとそれがポストに当たる。そのボールを
イブラヒモビッチが押し込み同点に追いつく。
それでもバルセロナはこれで終わらない。
AサンチェスがPA内に走りこむと
シリグに倒されPKを得る。これを
シャビが右隅へきっちり決め再び追加点を取る。
しかしPSGはここから猛反撃に出る。右サイドからの
ジャレのクロスを
イブラヒモビッチが落とすと
マテュイディが落ち着いてシュートを決めギリギリで追いつく。
こうして互いに攻め合い点の取り合いでドローで終えたこの試合だが、
メッシが前半で負傷し交代したのが気がかりだ。
■ 詳細解説
ビラノバが復帰したバルセロナがアウェーでリードしながら二度追い付かれるいう展開だったこの試合。
前半はPSGがラインを引いてバルセロナの攻撃を受けボールを奪う→ルーカスを起点としてドリブルでJアルバの裏を突く→そこからイブラヒモビッチにボールが渡りゴールチャンスを作るというパターンが機能しペースを握っていた。
それでも先制点を奪われてしまったのはバルセロナのゴールーシーンのDアウベスのパスとメッシの抜け出しが完璧なタイミングだったことに尽きる。どちらも絶妙のタイミングで止めようのないものだった。もちろんそのワンチャンスをものにしたメッシの決定力は脅威というしかないが。
そのメッシが負傷し後半からセスクに交代するも、PSGは前半のようなルーカスらのドリブルからの攻撃も減り、運動量が減り始めるこうしてポゼションを握りキープしだした結果、Aサンチェスが二度の決定機を迎えバルサペースが続いた。
しかし終了間際に二転三転しドロー。バルセロナはアウェイでのドローではあったがやはり今季の失点の多さが最後に露呈する形となった。その意味でもAサンチェスが得点機を逃さず早い時間に決めておけば・・・と結果論ではあるが思わされた試合展開だった。対するPSGはなんとかドローに追いつきセカンドレグへ繋ぐ形となった。
【フットボール戦略論】