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フットボール戦略論

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2012/11/12 EPL 11節 チェルシー v リバプール

チェルシー 1-1 リバプール

20 テリー
73 スアレス
 
 互いに1点づつ取り合いドローで終えたこの一戦は、全体を通して互いに手堅くリスクのある攻めは見られない試合となった。
 
 その2ゴールもどちらもコーナーキックからのもので、流れからは得点を奪え図に終わった。上位にいないリバプールはまだしもチェルシーがなぜ今ひとつ勢いに乗った攻めができなかったのか。
 
  原因はまずサイドバックにバートランドとアスピリクエタを置いたことで、前へ上がる機会が少なくの選手との連携がなくなったことが一つ。それによって前の選手の攻めが活きなかったが二つ目の要因だった。
 
 基本的にトーレス、アザール、オスカール、マタの4人主体にカウンター攻撃を組み立ててここまでの順位をキープしている。しかし今日のリバプールのように後ろに人数を置いた布陣をとられると崩すのは難しく、サイドの攻め上がりで敵を引きつける必要がある。
 
 具体的に言えばリバプールは3バックなので、Gジョンソンとホセ・エンリケは守備時は相手のサイドアタッカーを見ることになる。つまりアザールとマタがチェック対象になるのだが、こうなるとチェルシーは攻め手がなくなってしまう。
 
 それを避けるためアザールとマタは中に入ってボールを受けるが、それでもアレンとシャヒン、そして3人のセンターバックがいるため崩すことはできなかった。本来ならここでバートランドやアスピリクエタは前に上がって敵を引きつける必要があった。
 
 リバプール側から見ればそれをさせなかったロジーャスの3バック采配が的中した形だったともいえる。それでもセットプレーから得点を奪われてしまったわけだが、後半からは4-4-2に戻し同点に追いつくことに成功する。しかしそれ以上点を取って勝ちきるの力がないのもリバプールの現状だろう。
 
 特にシャヒンを未だにどう使うか定まっていないのが気になるところだ。当初はトップ下で起用していたが攻撃に絡めず、アンカーに入ったこの試合でも効果的な動きはなく後半60分過ぎには替えられてしまった。
 
 このように互いの長所を打ち消した結果のドローゲームだった。

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