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フットボール戦略論

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2012/11/03 SERIE-A 10節 ユベントス v インテル


ユベントス 1-3 インテル

01 ビダル
59 ミリート
76 ミリート
90 パラシオ

 首位ユベントスと2位インテルの直接対決となったこの試合は、先制しながらも
インテルの反撃に対し引き気味になったユベントスが逆転負けを喫した試合となった。

 開始早々の得点以降はポゼッション率は明らかにインテルが高く主導権を握っているかのように思われた。

 それでも前半こそカウンターからシュートチャンスを作ることには成功していたユベントス。しかしジョビンコの突破こそ目立ったものの、ヴチニッチとの連携は悪く孤立する場面が多く見られた。

 対してインテルは左サイドからの攻めを中心にチャンスを作ることに成功する。特に長友とマッチアップしたリヒトシュタイナーはスタミナを消耗し前半のうちにカセレスと交代することとなった。

 押されながらもリードで終えたユベントス。この前半の展開を受けアレッシオ代行監督がどう出るかが後半の焦点だったのだが、ここでヴチニッチ⇄ベントナーの交代を行う。

 だが、ベントナーはポストとなりボールを受けることはできるが前を向けず、効果的な動きができずにいると流れは完全にインテルに傾く。その結果ミリートのPKで同点にされ、ピルロがボールを奪われカウンターで再びミリートに決められ逆転されてしまった。

 その後も前半交代出場のカセレスを下げ中盤のビダルを不慣れなポジションに入れる後手後手の采配を見せる。そしてロスタイムにも再びカウンターから左サイドのスペースを長友に突かれゴール前への侵入を許し、最後はパラシオにゴールを奪われることとなった。

 この試合は明らかにアレッシオ代行監督の采配ミスといってよい出来栄えだった。代行監督に満足の行く結果を求めるのは酷だが、コンテ監督の不在が嘆かれるのも致し方ないことだろう。

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