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フットボール戦略論

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2013/02/12 UCL Ro16 1Leg セルティック v ユベントス



  セルティック
0 - 3
  ユベントス

03  マトリ
77  マルキージオ
83  ヴチニッチ

 
ニール・レノン監督 「ユヴェントスにはうれしいスコアだと思う。試合の大半、70分過ぎに2点目を奪われるまで、我々の方がかなり相手を上回っていたと思う。だが、ああいう失点をしてはいけない。我々は(アンブローズ起用で)賭けに出た。先制点はひどかったよ。だが、我々には追い付く大きなチャンスもあった。長時間にわたって良いプレーをしたんだ」 goal.com

 
コンテ監督 「苦しんだ末の重要な勝利だ。ホームでのセルティックはとても強いからね。これほどの雰囲気は、現役時代にもなかなか見たことがない。前半はセルティックが自分たちの可能性以上のことをやってきたが、我々はうまくそれに耐え、彼らがペースを落としたときにチャンスを生かした。土曜にフィオレンティーナ戦があったことも忘れてはいけない」 goal.com

■試合分析

①序盤から仕掛けたホームのセルティック

 開始早々からユベントスの最終ラインの3バックに対してセルティックのFW3枚が猛プレスを掛けパスコースを切り、更にピルロに対しても2人でしっかり囲み自由にロングパスを入れさせずセルティックの意気込みが伺える立ち上がりでした。


②しかし先制はユベントス

 それでもユベントスはペルーゾのロングフィードにマトリが抜け出しゴールを決め、前半早々に先制。結果的にこの時間に決められたことがユベントスが勝利した大きなポイントだった。得点を決めたので当然といえば当然なのですが、1点以上の価値のあるものになりました。


③攻のセルティックと守のユベントス

 その後はホームで失点を許したセルティックが攻め立てます。この流れは60分あたりまで続きますが、ユベントスの守備組織とブッフォンの安定したセービングで得点は許しません。

 特に後半からはカセレスが守備時に最終ラインに入り4-4-2のような形で対応した辺りは流石でした。


④スタミナを消費したセルティック

 ここまで全開で攻守ともこなしてきたセルティックでしたが、流石にこの動きが90分間持つはずもなくルスティグの脚に限界が来て交代を余儀なくされると、そのあたりからプレスも緩くなります。
 
 その結果ユベントスの選手は前を向いてパスを繋げる時間帯が増えました。


⑤そしてゲームは決まる

 ユベントスは70分にルスティグと同サイドのペルーゾの交代で入ったパドインが躍動します。77分にパドインが左サイドで起点となりマトリへボールを入れるとポストプレーで前へいたマルキージオへパスを出し、エリア内でマルキージオが1人交わしシュートを放ち追加点を取りゲームの流れはユベントスへ。

 さらに83分にも前線に上がったパドインがプレスをかけ、マルキージオがボールを奪うとドリブルで仕掛けラストパス、そのボールを受けたヴチニッチが冷静にシュートを放ち3点目を奪いセルティックの戦意を完全に奪いました。


⑥総括

 ユベントスの得点後ゲーム運びは見事といって良いでしょう。特に後半セルティックの勢いが落ちてくるのを見計らって攻撃に打って出る辺りはイタリアサッカーらしい耐えて耐えてのカウンターでの2得点でした。

 2レグはユベントスホームなのでこれでベスト8は間違なく、リーグ戦と並行して戦っていく中でも多少は余裕を持って望めそうです。
 
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