バルセロナ 1st
2 - 1
Rマドリー 3rd
19
ネイマール
79
Aサンチェス
90+1
ヘセ
マルティーノ監督
「ここまでのリーガの成績9勝1分は、容易に達成できることではない。だが私には、自分が些細な存在という感覚がいまだにある。もっと考え、チームを深く知る必要がある。正当な形で選手たちを起用するためにね。ここまでの結果は素晴らしいものだが、チームはもっと良くなるはずだ」
「相手のDF&MFのライン間に位置するストライカーを求めていた。レオ(・メッシ)が右サイドに流れるときにはセスクが中央に位置し、レオが中央にいれば、セスクがマルセロにプレッシャーを仕掛けるといった具合だ」
「前半はアンドレス(・イニエスタ)だけでなく、選手全員がエクセレントなパフォーマンスを見せた。マドリーの攻撃を無効化し、決定機を許さなかったね。後半はマドリーにボールを譲ったが、意図していたことではなかった。選手交代によって少しだけコントロールを取り戻したが、それでも必要以上に下がり過ぎていた」Goal.com
アンチェロッティ監督
「後半は素晴らしかった。我々が試合を支配し、決定機も手にしたね。ただ、あのPKは明確だった。世界中がそれを目撃したはずだ。審判以外はね」
「ラモスのあの位置で起用することによって、中盤の安定を求めた。セルヒオと話をしたが、プレーに満足しているようだった。守備的な3選手を中盤で起用? (MFルカ・)モドリッチはそれに当てはまらない。また(DF)マルセロと(DFダニ・カルバハル)も、攻撃のためにプレーしていた」
「今日はバルサもそこまで攻撃的ではなかった。(FWリオネル・)メッシと(FW)ネイマールだけが、前線に位置していた。審判が何%敗戦に関与したか? そのようなパーセンテージを話す気はないよ」Goal.com
バルセロナ
□ 19分のシーン「イニエスタのテクニック、ドリブル&パス」
①中盤の
ブスケッツが
イニエスタへ縦パスを出す。これに対してRマドリーは中盤3枚がワイドに開いており、
ケディラが対応に遅れる。
②ボールを受ける
イニエスタは、その前に一瞬ルックアップし
ネイマールの位置を確認。そして前のスペースをドリブルで持ち上がる。
③こうしてエリア前まで運んだものの、Rマドリー守備陣に囲まれてしまう。しかしここから
イニエスタの真骨頂を発揮する。
③一旦、右足でブレーキをかけると、左・右とステップして
カルバハルのいる方向へ流れる。
そして4歩目の左足で不意を突いた前方へのパスを出した。
上の3枚目から4枚目へ移る際にまったくパスの予備動作がないため、
カルバハルはタイミングをつかめなかった。これが意図的なものなのか、とっさの判断なのか、どっちにしろずば抜けたテクニックである。
④こうしてエリア内へ侵入した
ネイマールはシュートを放ち、これが
カルバハルに当たりバルサが先制した。
□ 79分のシーン「Aサンチェスの見事なループシュート」
①クリアボールを
シャビがヘディングで前に送ったところから。このボールを中にポジショニングしていた
ネイマールが反応。
②この時アンカーの
イジャラメンディは
シャビにチェックに行ったため、
カルバハルが応対することとなるが、まず反応が遅れている。逆サイドの
Aサンチェスの動き出しに対しても
マルセロは遅れ、
③先に裏へ走りこまれる。さらにパスを出す
ネイマールへのチェックも
カルバハルは甘くパスを出させてしまい、
④手薄になったエリア前まで持ち込んだ
Aサンチェスが、前に位置取る
Dロペスの頭上を越す見事なループシュートで追加点を奪った。
Rマドリー
□ 90+1分のシーン「前線の3人でのロングカウンター」
①
Dアウベスと
メッシのパス交換に対して、囲い込みをかけた結果
メッシがパスの出しどころを失いパスミス。
②それを拾った
ベンゼマが左サイドの
ロナウドにパスを出すと、
ロナウドはそのまま全速力で相手陣内を突破していく。それに合わせて、
ヘセも自陣深くから一気に駆け上がる。
③バルセロナ守備陣を置き去りにした
ロナウドは中へパスを出し、
ヘセはそのまま持ち上がりシュートを放ち一点を返した。この一連のシーンではRマドリーらしいカウンターを見ることできた。
■過去の分析試合