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2013/10/19 EPL 8節 アーセナル v ノリッジ



  アーセナル 1st
4 - 1
  ノリッジ 17th

18   ウィルシャー
58   エジル
70   ホウソン
84   ラムジー
88   エジル


  ベンゲル監督
「シーズンのベストゴールの一つだ。私はとても楽しんだよ。コンビネーションとスピードがあった。私の好むものだね。技術的なクオリティーとスピードと素早い反応がミックスされたゴールだった。今シーズン、すでにいくつか良いゴールが決まっていると思うが、今日の先制点は特別だ」

「我々は良い姿勢で臨んでいるし、ハングリーだ。団結しているし、クオリティーもある。自信をつけており、それは勝つたびに増していくものだね。これからまだ長い道のりが待っている。チームのことに集中して、団結を維持していくことが大事だ」Goal.com


  アーセナル


4点を奪い大勝したアーセナル。この日の試合では前半からサーニャラムジーウィルシャーエジルのパスワークが冴える右サイドを中心に攻撃を展開。逆サイドでは負傷から復帰したカソルラが、ウィルシャージルーとの見事なパスワークで先制点を奪ってみせた。


立ち上がりはこのように幸先の良いスタートを切ったものの、前半36分にフラミニが負傷しラムジーに代わるとノリッジにボールを支配される時間も増え、後半も攻めこまれ失点も喫した。それでも後半3点を取れた理由は大きく2つ。


まずは攻めこまれてもしっかり守り、カウンターに移行できる態勢が整っていること。2点目のカウンター時もコシールニーが落ち着いてインターセプトし、カウンターでも真価を発揮するエジルが加入したことで2点目が生まれた。


もう一つはベントナーの投入が当たったこと。終盤までは2-1のスコアだったものの、ジルーに疲れが見え始めたことで80分にベントナーを投入。こうして前線でポストワークのできる選手が入ったことでラインを押し上げる時間ができ、再び攻撃のスイッチを入れることができた。


こうして最終スコアは4-1と大差を付けて首位をキープしたアーセナル。フラミニの怪我は心配だが、ここまでは順調なスタートとなっている。


先制点のシーン「3人のパスワーク、ウィルシャーのパスアンドゴーの連続プレー」


このシーンではどのように3人でノリッジの守備ラインを崩して得点したかを見ていきたい。


①まず左サイドでボールを受けたカソルラが中へ侵入。この時、味方の選手は並走するウィルシャージルーの2人のみである。それに対してノリッジはウィルシャーにアンカーのテッティが付き、最終ラインには4人が残っている。




②中へ入ったカソルラウィルシャーへパスを出し、ウィルシャーは再びカソルラに戻す。ノリッジは中盤からの戻りが遅く、カソルラは終始フリーになっている。そのためテッティが1人で2人の相手をしなければいけない状態に。



③バイタルエリアへ侵入したカソルラはここで前にいるジルーへパス。それと同時に後方からはウィルシャーが走り込む。




ジルーは相手を背負いながら、左足アウトサイドで走り込むウィルシャーへパスを出す。このパスは浮き球になってしまうが、ウィルシャーは体を倒しながら左足アウトで再びダイレクトでジルーへ戻し前へ走り込む。



⑤ここでノリッジの最終ラインはジルーへのマークを離してしまい、ジルーは後ろ向きの態勢のまま左足アウトでDFの上を越える絶妙なパスを出す。



⑥こうして完全に抜けだしたウィルシャーが先制点を奪った。この一連のシーンはカソルラウィルシャージルーの狭いエリアでも正確に素早いパスを回す、技術と連動性が生きた得点となった。特にウィルシャーが見せた、走り込みながらもワンタッチでパスを出し、そこから再びボールを受けエリア内に入って行くプレーは見事だった。


  ノリッジ


前半終わり際から、後半途中までマーティンオルソンら両サイドバックも果敢に攻め上がり、フェースノッドグラスといった中盤の選手が強さをみせ攻撃機会を増やしたノリッジ。この流れを活かしセットプレーから1点は奪うことはできたものの、攻め込んだ数からすればもっと点は取れてもおかしくはなかった。それは、裏を返せば決定力を欠いて点が取れない結果が、その後の守備の崩壊を招いているということかもしれない。


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アーセナル

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